投資マンションを所有する多くの方が利用している投資用不動産ローンは、投資目的で不動産を購入するための融資商品です。借り手は、物件購入時に必要な資金を借りて、不動産を取得します。そして、物件から得られる家賃収入などを返済に充て、ローンを返済していくことが一般的です。
投資用マンションを売却する際に、ローンが残っていても売却することは可能ですが注意しておいてもらいたい点があります。
まず、マンションを売却する売却額が、ローンの返済残高を上回っている場合はもちろん良いのですが、売却額がローンの返済残高を下回る場合には、差額分を返済する必要があります。この返済する自己資金が無いため売却を断念するケースもあるのです。
ただ、ローン残高がある場合には、買主に引き継がれることがあります。この場合、買主がローンを返済することで物件の所有権が譲渡されます。ただし、買主がローンを引き継ぐ場合でも、売主は保証人としての責任を負うことがあります。買主が返済不能に陥った場合、売主が返済を行うことが求められる可能性があります。
ですから、不動産に投資をするということは購入時には将来的な売却を想定しておくことが大切になってくるのです。ローンが多く残っていても、将来的な価値の上昇や需要の拡大が見込まれる場合は、売却後の差額返済についても安心できる可能性だってあります。
押さえるべきことが多岐に渡る売却活動だからこそ、知識をしっかりと持っている不動産会社に任せることをおすすめします。
