投資用物件を購入すると、いよいよ大家さんとして賃貸経営という事業を行っていくことになります。
長期にわたって安定した家賃収入を得るためには、継続的に入居者が見つかる管理・運営が不可欠で、どのように行うかによって、自分でやらなければならないことが大きく変わります。賃貸物件の管理というと大変そうなイメージをお持ちの方も多いのですが、管理会社に委託することで、煩わしい業務を任せてしまうこともできます。まずは賃貸経営のポイントを確認しておきましょう。
賃貸管理業務と流れ
賃貸管理業務は入居者の募集から始まり、家賃回収や物件の維持・管理、トラブル対応と多岐にわたります。業務の中には手間や時間のかかることや、専門的な知識や経験が必要になるものもあります。
【入居者募集】
入居者の募集活動を行います。ホームページや賃貸情報サイトへの掲載などで入居希望者を募り、問合せが来たら物件を案内します。
【入居審査・賃貸借契約】
申込みが入れば入居審査を行って選定し、賃貸借契約を締結します。
【入居者・物件管理】
家賃の集金や滞納督促、更新手続きを行います。設備故障やトラブル、クレームへの対応も必要です。
物件や設備の清掃・点検などを行って保全に努めます。
【退去・精算】
解約の受付後、退去日を決めて立ち会い、室内の汚れや破損などの状況をチェックして敷金精算を行います。
【原状回復】
室内クリーニングやリフォームを行って次の入居者を迎える準備をします。
賃貸管理の形態
【自主管理】
入居者の募集だけを不動産会社に依頼し、それ以外の管理を貸主である大家さん自らが行います。管理手数料がかからない分、突発的に起きるトラブル対応を含め、煩雑な業務を全て自分で行わなければならないため、本業がある場合はハードルが高いと言えます。もし家賃滞納やクレームが発生すると、煩わしい対応が大変なストレスになることもあります。
【委託管理】
入居者募集、管理、退去手続き、クレーム対応など業務全般を管理会社に依頼して任せます。一般的に家賃の3%~8%程度を管理手数料として支払うことになります。時間も手間もかからず、煩わしい問題も専門知識を持つプロに代行してもらえます。管理業務は委託しても運営には関心持って、賃貸経営のパートナーとして日頃から管理会社とコミュニケーションを取ることが大切です。
メリット
- 管理手数料の費用が抑えられる
- 大家としての経験が積める
デメリット
- 手間と時間がかかる
- 知識やノウハウがないと難しい業務も
- 24時間365日いつでも対応する必要
メリット
- 手間も時間もかからない
- 煩雑な業務を全てプロに任せられる
- 入居者募集してもらいやすい
デメリット
- 管理手数料のコストが毎月かかる
- 任せきりだと疎かにされる可能性も
自主管理を行う場合は募集以外の対応窓口が全て自分になるため、問題がなくてもある程度の時間と手間がかかることは避けられません。また水漏れ事故や鍵の紛失など、いつ入るか分からない緊急性の高いトラブルやクレームにも備える必要があります。会社員などの本業があったり、所有している物件が遠方だったりする場合は難しい面もありますので、管理手数料がかかる、かからないだけにとらわれず、様々な面から検討することが大切です。
また委託管理を選択する場合は管理手数料を比較するだけでなく、管理業務の内容や客付け力、コミュニケーションがとりやすい雰囲気か、といった点もしっかり確認することが重要になります。一概に賃貸管理会社といっても管理や対応の質は様々です。不動産投資のパートナーとなる存在ですので、ご自分の物件や目的に合った管理会社を選ぶようにしましょう。
当社では収益物件のご提案と合わせて、賃貸管理をどのように行って運営していくのかといったことを視野に入れたアドバイスも行っております。また マンション売却専門のアセットアップ でご購入いただいた物件の管理を任せていただくことで、満室経営に向けた継続的なサポートもご提供いたします。
管理業務は初心者の方にはイメージしづらい部分も多いものですが、不動産投資で収益を得るためにとても重要です。疑問やご不安なことがありましたら、どんなことでも、まずはお気軽に当社にご相談ください。