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投資用マンションの売却査定の査定価格に差が出るのはなぜですか?


投資マンションを所有する多くの方がその物件の売却を検討する際に、複数の不動産会社に査定依頼をしてみたところ、査定価格に差が出た経験がある方もいらっしゃるのでは無いでしょうか?

 

以前、このコラムの記事でも書いたことが有るのですが、査定をする物件の地域性や立地、マンションであれば階数、方位、そして重要なのは同じ地域で販売された物件の価格を確認し相場から想定価格の算出は可能です。そして実際に物件の状態を確認することで期待値を高めて売りに出せるのか、それとも少し下げて出したほうが良いのか判断をすることになります。所有するのが区分のマンションなのか?建物全部なのか?によって見ていくわけです。経験値が高い不動産会社であれば調査をしなくても大体の売れる価格の見当をつけることも出来ますし、そうそう査定額に差が出るはずはありません。

 

査定額に差が出た場合、査定をした不動産会社側の事情と売主側の事情の2つが考えられます。

 

不動産会社は高い査定額を出した方が、物件を預けていただきやすいのは当然なので、不動産会社が想定しているよりも1割増し程度高い価格を「この金額で売れたら良いよね」というチャレンジ価格として提示します。なかには、物件を預かりたいが故に、このチャレンジ価格よりもかけ離れた査定額を提示してくる不動産会社もいるのです。これが査定額に差が出る大きな要因だと思います。

 

売主様の事情としても、「早く売却したい」なのか、「当面は待っていてもチャレンジ価格で売れたら有難い」と思って頂けるのかで、査定額の見え方が変わってくると思います。
しかし、ご相談頂く多くの売主様は売りに出すからには早期売却をご希望されています。

 

本来の査定額というのは、物件の条件・近隣の相場・お客さまの事情に合わせて、

  1. チャレンジ価格・・・相場から逸脱をしない最高値で様子を見る価格
  2. 相場価格・・・近隣で売れている価格帯で数ヶ月以内の売却する価格
  3. 買取価格・・・今すぐ売りたい売主様向けに不動産会社が購入する価格(相場価格より3割程度価格が下がるのが一般的です)の順で、順番をつけていくものです。

上記を踏まえお互いが納得する説明をしてくれる会社が正しい査定額を出してくれる会社だと思います。




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