投資マンションを売却する為に、これまでコラムで説明をしてきましたが、一旦整理してまとめてみましょう。
売却を思い立ったらまずは相場を確認します。現在売却に出ている近隣の不動産物件の価格を、ご自身の所有する物件の立地や階数、方位など比較してみるのも一つの手段です。
特にマンんションでしたら、同じマンションで販売されている物件が出てくるケースがありますので、大手ポータルサイトや地域の不動産会社のホームページなどをチェックされるのも良いかもしれません。ただし、購入者側はなるべく安く買いたいと思っているので、見た目の価格より少し値引いた価格が取引額になることがほとんどです。
次に売却価格に対して、自分の手元に一体いくら残るのかを考えます。不動産の取引には譲渡所得税や住民税をはじめとする税金、その他諸経費、不動産会社へ支払う仲介手数料等の費用が発生する事を覚えておいてください。
取引価格からその他の諸々費用を引いた金額が、皆さんの手元に残る金額となります。
もしローン残債がある場合には、差し引いた金額が手元に残る金額を上回ってしまう、オーバーローンとなるケースもあります。
投資物件を売買する場合に最終的な価格は、近隣の最近の賃料相場に対して、利回りも関わってくることになります。不動産としてなるべく競争力を持つ価格設定が出せれば、早期に売却できるでしょうが、買い手にメリットが薄ければ、なかなか売れないという事になりかねません。
やはり、売却に失敗しない為には物件に対して充分な情報収集と、取引経験が豊富な地元の不動産会社を調べること、この人なら任せられるという安心感を持って進めていくことが重要な要素です。